サポーターインタビュー no.1

「生活の場で一緒に調理したりお話しすることで、身に付く食習慣をサポートしたい

サポーター:管理栄養士 仲村ゆうなさん

今回提供したサービス:管理栄養士が出張離乳食(初期:5-6カ月)教室します!(個人向け)

 

―自己紹介をお願いします

大学の栄養科を卒業後、総合病院にて7年勤務しました。産婦人科を含む幅広い診療科で、妊娠悪阻の食事管理、低体重の赤ちゃんの栄養指導、産後ママの体重管理、生活習慣病の栄養指導など、のべ1万人以上の栄養サポートを行いました。急性期の患者さんに対する栄養管理や病態に合わせた食事管理を得意としています。

 

Home Careに登録しようと思った背景を教えて下さい

医療機関の外で活動しようと思ったのは、病院で治療としての栄養指導を行う中で、病気になる前から食生活などをサポートすることが出来れば、そもそも病気にならずに済んだのではないかという意識からです。食生活は習慣なので、特に若い世代の方々に対して食の楽しさや栄養の知識などを伝えることで、その後の健康に大きく影響すると考えています。そういった想いを持っていても、管理栄養士を必要としている方と医療機関の外で出会うことは難しいので、Home Careのようなマッチングプラットフォームは非常に有意義です。

 

Home Careを通じてやりたいことは何ですか?

妊産婦さんは栄養バランスがとても重要ですし、赤ちゃんも離乳食を通じて食習慣が身に付いて行きます。管理栄養士としては、まさに健康的な食生活を身に付けて頂きたい時期であり、日常からサポートすることで貢献できることは大きいと考えています。医療機関だと“指導”というかたちで堅苦しくなってしまう部分もありますが、Home Careのようなサービスだと気軽に楽しく出来るので、その方が身に付きやすいのではと思います。

また、訪問することのメリットも大きいです。お話ししたり、食事をされている様子なども見ることで実際の食習慣が把握出来ます。ご本人が自覚されていないことでも、客観的に見ることで分かることもあります。栄養や食事の知識は一通りお持ちの方も多いのですが、いざ生活で実践されているかというと別問題ですし、日々の行動に結びついていなかったりもします。生活の場でお話ししたり、見させて頂くことで実態を把握して、その方に合ったやり方を一緒に探すことこそがHome Careでやりたいことです。

 

―今回のサービスの内容を教えて下さい

ユーザーさんの赤ちゃんは、離乳食の初期から中期への移行のタイミングでした。アトピーをお持ちの赤ちゃんで、食物アレルギーや食事の後の皮膚の状況などを心配されていました。

当日は、訪問してから4050分かけて離乳食を一緒に作りました。普段の調理方法も見せて頂きながら、アドバイスできるところは適宜お話ししました。簡単な調理方法や保存の方法など、細かいですが役に立つ情報は喜んで頂けたかと思います。また、だしを使った作り方をお伝え出来たことが良かったです。ユーザーさんは、だしを使うためには前日から準備しなければならないので手間がかかってしまうと思っていらっしゃいましたが、すぐに出来るだしパックの作り方や、その保存方法などは今後に役に立つかなと思います。

離乳食を作った後は、余った食材で大人の食事を20分程度で作りました。今回は小松菜と白身魚を使っていたので、大人用にはそれらを簡単にソテーしました。離乳食の食材はそれだけのために使って、余りは保存するけれど、結局使わないことも多いかと思います。少ない食材でも大人用に展開する方法などをお伝えしました。

調理の後は、実際に赤ちゃんにも食事して頂きながら、今後の離乳食の進め方についてお話しました。お話していると普段気になっていたことが出て来て、味付けや塩分の目安などについて、赤ちゃんの様子もうかがいながらアドバイスをさせて頂きました。

 

―今回のサービスを通じて提供できた価値は何ですか?

離乳食でお悩みのママさんは多いと聞きますが、「これで大丈夫なのかな?」という不安の部分が大きいかと思います。今回も、一緒に調理させて頂いたりお話しする中で、専門職の目線でアドバイスしたり「今の進め方で大丈夫ですよ」とお伝えすることで安心して頂けたのであれば幸いです。また、栄養の知識や調理の方法などについて、その方に合わせたアドバイスをさせて頂くことで、ただ目にする一般的な情報によりも身に付くのではないかと期待しています。今回のユーザーさんは仮性アレルゲン(ヒスタミン)を気にされていたので、ヒスタミンの多いほうれん草ではなく小松菜を使用することをご提案しました。小松菜にしたのは、含まれている栄養がほうれん草に似ている(緑黄色野菜の葉野菜で、鉄分も豊富)ことと調理方法も似ていたからです。しっかりと栄養も取らせてあげたいけれど、アレルギーも気になるという個別のお悩みにアドバイス出来たことは嬉しいですし、専門職がその方に合った個別のアドバイスを出来ることがHome Careの一番の価値かと思います。

 

 ~インタビューを終えて~

今回お話を伺った仲村さんは、病院で多くの方に栄養指導を行って来られた栄養のプロフェッショナルです。病気の方を治すための栄養指導も大事だけれど、もっと早い段階から食習慣という形で健康づくりが出来るのではないかという想いでHome Careにご登録頂き、ご活躍頂いています。赤ちゃんやママさんにとって栄養は非常に大事ですが、世の中に溢れた情報の中から自分で取捨選択しながら生活に取り込んでいくことは簡単なことでは無いと思います。そんな時に、管理栄養士という栄養のプロフェッショナルが個別にサポートさせて頂くことの価値は非常に大きいと感じます。インタビューにもありましたが、医療機関ではなく地域で健康づくりを行うためには、気軽さや楽しさといった生活に入り込む要素が必要だと考えています。

 

(株)コメッド代表 木﨑